●ひょうたんカリンバ●
□発見場所→USA /Harlem New
York
□2000年の秋、ニューヨークへ行ったとき、ハーレムのバザールで購入した、カリンバ。
ひょうたんを半分に切ったボディに鉄の鍵盤をくっつけた、手作り感あふれるキュートな姿に一目ぼれ!
親指で鉄の鍵盤をはじきながら、ぽろんぽろんと音を出す。
その音色は、どこかかわいくて、遠くで雨だれが弾けるような、幻想的で温かみのある音色がするのだ。
コレを買ったバザールは、当時運動場のようなところに作られた、プレハブのようなもののなかで営業していて、
アフリカンアートやマコンデ彫刻、アフリカンビーズのネックレス(これも3種類ゲットした)やピアス、
アフリカンファブリックに様々な日用品などが、所狭しと並んでいた。そしてそれぞれの店のなかに、カラフルな
衣装をまとった黒人女性が働いていて、ひとつひとつの商品を丁寧に説明してくれもした。
当時の価格で、15ドル。
日本で同じものをよく見かけるけれど、値段は現地の3倍はしている。
カリンバは、アフリカの楽器で、別名「親指ピアノ」や「サムピアノ」「ハンドピアノ」と呼ばれている。
広い広いアフリカのこと。
各部族で呼び名が違うらしい。
例えばエチオピアでは「トム」、ウガンダやカメルーンでは「サンザ」、ジンバブエでは「ムビラ」など
100以上はあるそうだ。だからわかり易くするために、白人がつけた俗称が「親指ピアノ」なのだそう。
コノ楽器は、自分にいちばん音が聞こえるように設定されているらしく、広く周りに聞かせるというものではなく、
自分で弾き語りをしたり、音色を楽しむ楽器なのだとか。
あのアースウィンド&ファイアのアルバムにも幾度となく登場していて(彼らのプロダクション名もレーベル名も
kalimbaがつかわれている!)、アルバムから聞こえてくるあのポロンポロンした音色が聞きたくて、こっそり夜中に
ひとり鳴らして「うふふっ」とうっとりしてみたりしていたが、コノつかい方は、正しかったようです。
今夜もひとりで親指ピアノ。
ホントのピアノは、「ぶんぶんぶん、蜂が飛ぶぅ〜」と「ねこふんじゃった」しか弾けません。